観光列車と仙崎の町

今年の夏から走り出したJR西日本の「〇〇のはなし」という観光列車を先日たまたま撮影したが、今回も偶然(狙っていったわけではないので)出くわした。

実は仙崎線の昔の痕跡(海岸までレールが伸びていた)を探しに仙崎駅の終点部に行こうとして本当に偶々出会ったのだ。

その時にとっても考えさせられたことがあったのでここに残しておく。

2017年09月30日撮影-1

2017年09月30日撮影-2
まず1つ目・・・
終点側から撮影したものだが、レールの中(軌間)にコスモスが鬱蒼と咲いているが、多分これをきれいに感じる人はいないのではないか?と思う。廃線のような雰囲気を醸し出している風景に見えた。


2017年09月30日撮影-3

2017年09月30日撮影-4
マクラギ?の柵が残っていたが雑木が茂ってレールの最後が良く見えない。
各駅に駅員さんがいたころ、自分の家のようにきれいにされて駅を愛されていたように思う。今の時代、そこまでは出来ないのだろうがちょっと寂しさが湧いてきた。


2017年09月30日撮影-5

2017年09月30日撮影-6
同日の仙崎駅前のみすゞ通りの様子。

そしてもう一つは・・・
観光列車だけ見ると少し華やかなのかもしれないが、一歩外に出ると殺風景さが目に付く。実際乗客の方々が何処に行って良いのかわからず駅前をウロウロされていたように感じた。仙崎駅に一時間程度停車しているようだが放り出された乗客に見えてきた。

もう少しJRと地域と行政などに連携があっても良いのではないか、と思えてきた。オープン初日だけ華やかだったのか、それとも最初からこんな感じだったのか、色々と悪い想像が浮かんできた。
今日の乗客は2度と来ないのではないか、と不安がよぎった。


もうすぐ「センザキッチン」の直売所がオープンするが、JRとの歩み寄りはないのか、みすゞ通りとの連携は?とか考えてしまう。

無理をして賑わうことが良いとは思わないが、観光で寂しさを味わいに来る人はいないと思う。

感じたままを残してみた。
(実際は違っていてほしい、と思っている)


ということで、昔の痕跡は今度また辿ってみることにした。

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