美祢線板持駅のこと

美祢線で一番最後に設置された疫が長門湯本駅、長門市駅(当時は「正明市駅」)間の「板持」駅だ。
1958年(昭和33年)のことで、当時はまだ「美禰線」と表記されていた。
自分にとっては板持駅の記憶は昭和40年前後の頃のものが一番古い記憶なのだが、急行列車に乗っていつの間にか通り過ぎていたような駅だった。

2019年10月08日撮影
遠目に見ると何処に駅が在るのか分からないような棒線駅で、駅舎が無いので近寄っても気が付かないかもしれない。ホーム上に待合室の小さな建屋があるのみである。


2020年1月10日撮影
列車が居る時は踏切の警報音で認識できる。

しかしながらこの板持駅は風景の良さで見直すと・・・
東の鉄割山、西の草添山に挟まれた平野部に位置しており、美祢線に並行した深川川の水域近辺には散策やウォーキングに適したコースが数々ある。
真北には青海島の高山が聳えており、深川平野の雄大さを感じることもできる。

時間の取れる時は美祢線に乗って板持駅で降りてみるのも長門市の新たな発見ができる楽しい過ごし方になることは間違いないと思う。

ちなみに今の時季のおすすめは、板持駅から殿台経由で大河内より国道316号を跨いで河原湯本の旧道を歩いて板持駅に戻ってくるコースが楽しい。そのまま湯本温泉まで足を延ばして現状(2020年)の風景を見るのも一興だ。

【注意】駅周辺には駐車場はありません。あるのは駅利用者のための自転車置き場のみです。地図を片手にJR美祢線に乗ってくることがおすすめです。

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