「山と渓谷」の創業者のこと
このような場所で書き留めることではないかもしれないが、「山と渓谷」という偶に購入している月刊誌がある。
その1000号目の記念誌の表紙を飾る写真に引き付けられて迷わず会計カウンターに持参した。今年の夏のことだ。
自宅に帰って早速表紙をめくって表紙の写真の説明書きに悉く感動した。
まず「日本の山岳美」という言葉に食いついた。
「体力にすがり、技術に頼るだけの登山を否定し、登山は人生に深く刻み込む足跡でなければならない」とする重鎮・田部重治(たなべじゅうじ:当時法政大学教授)に心酔したこの写真の川崎吉蔵は本誌「山と渓谷」を1930年(昭和5年)隔月誌として誕生させている。
この表紙の写真に写る家族を見るだけでいろいろなストーリーが頭を過る。当時の登山の正装であろう服装備に奥さんはよそ行きの正装で子どもたちは学生服の様子。当時の世相を想像するに十分な要素を蓄えた写真である。
そしてこの写真に写った男の子は「山と渓谷社」2代目社長らしい。
なんて素敵な写真だろう。
その1000号目の記念誌の表紙を飾る写真に引き付けられて迷わず会計カウンターに持参した。今年の夏のことだ。
「山と渓谷」2018年8月号 |
まず「日本の山岳美」という言葉に食いついた。
「体力にすがり、技術に頼るだけの登山を否定し、登山は人生に深く刻み込む足跡でなければならない」とする重鎮・田部重治(たなべじゅうじ:当時法政大学教授)に心酔したこの写真の川崎吉蔵は本誌「山と渓谷」を1930年(昭和5年)隔月誌として誕生させている。
この表紙の写真に写る家族を見るだけでいろいろなストーリーが頭を過る。当時の登山の正装であろう服装備に奥さんはよそ行きの正装で子どもたちは学生服の様子。当時の世相を想像するに十分な要素を蓄えた写真である。
そしてこの写真に写った男の子は「山と渓谷社」2代目社長らしい。
なんて素敵な写真だろう。
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