萱場の風景

二条窪川の辺を歩いていてちょっとした「萱場」を見つけた。

「茅」というべきなのか分からないが「かやば」という言葉を中学生の頃に耳にしたことを覚えている。それも深川に在住の方から「茅葺き屋根」の家屋の解体作業現場で聞いたのだった。

2019年04月07日撮影-1

2019年04月07日撮影-2
カヤを刈った跡があるのでどなたかが萱場として利用されている様子がうかがえる。


村田清風旧宅の「清風山荘」には茅葺の屋根が残っているが茅葺職人さんのおかげでとてもきれいだ。

2016年10月24日撮影-1

2016年10月24日撮影-2

[後記]
東京の都営地下鉄(東京メトロ)の日比谷線と東西線の交差した「茅場町」という駅がある。隅田川の支流?と言ってよいのかどうかはわからないが日本橋川に沿って位置する町だ。その名の通り日本橋のすぐ下流域になり、地名としては「日本橋茅場町」という。
調べてみたところ、この地名は「カヤ場」があったわけではなく最初の住人が「カヤ商人」だったようで徳川家康の町づくりによって埋め立てられたこの地に江戸城拡張工事のため神田橋外からカヤ商人が移住させられこの地名が生じたようだ。(朝日新聞社発行:東京地名考・上 より)


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