「お年玉切手シート」のこと

私の毎年の1月の楽しみに「お年玉付き年賀はがき」の当選番号で引き換えにもらえる「お年玉切手シート」がある。

今年は3等に何と2枚も当せんした。
(籤運が悪いせいか1等や2等はもってのほかで、3等も1枚もあたらない年が多いのだ。)

いそいそと郵便局に行って年賀はがきの当選した番号を再確認する。

2007年11月04日撮影
 約10年前の三隅郵便局の正面。今と少し様相が違うような気がする。


今年の窓口にあった「当選番号」の紙


下の写真は左4枚が昭和の時代、右1枚が今年の切手シート。
切手シート
持ち帰ってじっくり見てびっくりしたことがあった。

2018年の拡大
昭和の時代から平成にかけて日本の切手の印刷は「大蔵省印刷局製造」と書かれていることが当たり前と思っている年代なので、平成13年からの「財務省印刷局製造」や平成15年からの「国立印刷局製造」までは納得がいく。

気がついたのは今年だが、お年玉切手シートに関しては昨年の平成29年から「JOH. ENSCHEDE STAMPS」となっているではないか。

調べてみるとこの「JOH. ENSCHEDE STAMPS」(ジョー・エンスケデ・スタンプスと読むのか?)というのはどうやらオランダの印刷会社のようで、ほかにもウォルソル(英国)やカルトール(仏蘭西)といった外国の印刷会社によって印刷された切手を日本で販売しているようなのだ。

なんだか残念な気がしてきたが、日本の切手は材料を含めて日本で製造しているものだと思っていたことが違ってきていたわけだ。

決して外国製を嫌っているのではなく、紙幣や切手など権威ある、又は歴史のある製造物は国内で製造してほしい。国力が落ちてきたような感じがして嫌だ。

時代と共に変わっていってほしくない事柄の一つだ。

【後記】
年賀切手の歴史は昭和10年(1935年12月発行の昭和11年の年賀用)から発行されたようで、その後昭和14年から昭和24年まで発行されていない時代がある。

切手に興味を持ち始めた昭和43年の頃に過去にさかのぼって集めようとしたが限られた小遣いでは収集が出来ず、あることをきっかけに昭和50年に収集を止めたことを覚えている。

しかしながら未だに未練がましく「日本切手カタログ」を購入しては眺めている。

本当に切手のデザインはきれいで見ていて楽しいものが多い。



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