三隅を囲う山々のこと

先日、三隅に住まわれている知人とお話をする中で、山の名前がくいちがってどうも話がうまく伝わらないことがあった。

土地の名前やその読み方同様に山の名前も何て読むのか分からない山がけっこうある。

山の名前に関しても読み仮名が振られた地図や地形図がほとんど無いために私の場合説明に困ることがけっこうな回数あることに気づいた。

そこで山の位置関係等を自分でも再認識するためにここに簡略した位置図を書き残しておこうと思う。

山の位置図
 【三隅とその周辺域の山々】

  1. 扇山: 元は「高畑山」と言っていた山のことで萩市の木間(こま)と境している。標高514m。
  2. 日尾山: 昔は「山の神山」と言っていたらしい。俗称「臼ヶ台」という。標高521m。
  3. 観音山: 中畑集落の上に位置し、毛無川と追分川に挟まれている。標高299m。
  4. 大谷山: 桂木山と尾根が続いている高峰で美東町と境している。標高583m。
  5. 権現山: 兎渡谷の背となる山で現在は湯免ダムの東に位置することとなった。標高560m。
  6. 高砂山: 昔は荒平山と言っていたが通称の高砂山が一般的な云い方になった。標高386m。
  7. 天井山: 天井ヶ岳のことで辻並の奥に位置し、大水峠(おおみずだお)の西側となる。標高602m。
  8. 岳の山: 雨乞嶽とも言い二条窪の背となる。平野地区へと開けている。標高344m。
  9. 鉄割山: 浅田の奥に位置し、裏手は深川地区となる。標高490m。
  10. 久原山: 久原地区の背となり反対側は向山地区となる。南側は三隅川に屹立している。標高204m。
  11. 小島山: 名前のとおり小島地区の背となり、上東方、下東方の北側に位置する。標高196m。
  12. 野地山: 今は「いこいの森」と言った方がわかりやすい北生島の背であり松島の南に位置する。標高211m。
  13. 桂木山: 位置的には美祢市秋芳町の山だが北浦地区の最高峰である。標高702m。
  14. 鯨ヶ岳: 秋芳町と萩市に境し、山中峠を介して桂木山の東側に位置する。標高616m。
  15. 足河内山: 正楽寺の奥側に位置し尾根は辻並を隔てて天井山へと連なる。標高399m。



三隅川の下流域から観た山々の景色をついでに残す。

2017年12月15日撮影-1

2017年12月15日撮影-2

2017年12月15日撮影-3
三隅川を谷に見立てると南北、又は東西に広がる美しい山々は数々の恩恵を三隅平野に暮らす私たちや動植物に齎してくれる源となっている。

いつまでもこの循環が続くことを切に祈っている。


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