三隅の字名

昨日に続いて三隅の字名(あざな)を地図に埋め込んでみた。


字名の図
字名の大部分は現在の自治会名と一致しているが、人家が無くなったりして残っていない字名もあるようだ。

興味深いのは上東方にある「東関(とうかん)」という字名だが、そこは三隅川の淵があり、子どもの頃から東関淵(とうかんぶち)と言っていた。結構深い淵で、川の向かい側には「舟戸」がある。これは以前紹介した「前大津代官所」の前の船着場であり、小名(こな)に当てはめると「蓼原」や「船戸」の向かいになる。

この「東関淵」で子供の頃に大きなフナを釣りによく来ていたが、とっても深くって川底が見えないのでちょっと神秘的な淵に思っていた。

今は土砂の堆積でとっても浅くなってしまって、「淵」と言えなくなってしまった。

他にも聞きなれない字名があるが少しずつ調べてみることにしている。

人家が無くなってしまったり、住民が減少したりで集落が無くなっていきそうで、字名や小名も消滅しそうである。

少しでも記録として残しておきたい。



コメント

このブログの人気の投稿

住友セメントのベルトコンベア

山口ニュージーランド村の記憶

アトラス長門の記憶