三隅を囲む夏の山々2018

梅雨明け(7/9)と同時に蝉の鳴き声が一気に押し寄せて来た。
連日の炎天下の中、中国・四国地方の豪雨災害の後処理に該当地域の方々は本当につらい日々を過ごされていると思う。昨年の九州北部の豪雨も忘れてはならない。

広島県の今回の災害で芸備線のニュースを聞いた時に、2010年7月に山口県を襲った豪雨災害で、美祢線が存続の危機にみまわれたことを思い出した。湯ノ峠、厚保間の第3厚狭川橋梁が流出し、美祢線が再起不能状態に陥って当分の間バス代行が強いられた。(翌年の9月に見事に復旧し、現在に至っている。)

さて豪雨の後、三隅川下流域を歩いてみた。
三隅を囲む山々がすっかり夏の深緑に変わっていることを感じ、地上の稲葉のそよぎに馴染んでいる。空はうっすらと白い雲に覆われようとしている。

途轍もない長閑さを感じ、夏の風に背中を押される。

2018年07月11日撮影-1

2018年07月11日撮影-2


2018年07月11日撮影-3

2018年07月11日撮影-4

2018年07月11日撮影-5

この広大な扇状地帯は太古の時代から200~700m級の山々に守られ、地域住民と三隅川が齎した賜物である。絶対に壊してほしくない風景だ。


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